■ゲンくん(左)
ほんとうは「元気」っていう名前なんだけど、ぼくは彼のこと「ゲンくん」って呼ぶよ。彼は19歳で、身長は175cm、70kg、5月5日のこどもの日生まれなんだ。人力車をひく仕事をしていて、観光客をよく案内しているよ。
春はお花見をして、秋は紅葉を見に行くのが大好き。彼は自然が大好きなんだ!
武道の心得もあって、とくに柔術と剣道が得意。生まれは大阪の、関西国際空港の近くなんだって。
■マユちゃん(右)
彼女は京都で舞妓さんをしているんだ。マユは漢字で書くと「繭」。着物づくりには欠かせない素材だね。彼女も着物が大好きで、お気に入りは西陣のものなんだって。彼女の誕生日は、3月3日、ひなまつりとおんなじ日。身長と体重は・・ここではナイショにしておこう。
彼女は奈良の生まれで、将来は一流の芸妓さんになりたくて、京都で毎日がんばっているんだ。京ことばは、わりと早くマスターできたみたい。でも、おどりや音楽、茶の湯、それから、いろんな人とどうやってうまく話せるか学ぶのも、大切な勉強なんだって。彼女は置屋っていうお家にいて忙しいから、しょっちゅうは会えないんだけど、ぼくの大切な友達だよ。会席料理が大好きなんだ。
彼女はぼくの愛犬、わさびちゃん。犬なのに、カレーや麻婆豆腐、大根おろし、それにワサビとか辛いものが好きだから、ぼくが名付けたんだ。秋田犬で、いま6カ月。もうすぐ予防接種に連れて行かないと。体重はだいたい10kgぐらいかな。7月7日の七夕生まれなんだ。
まだ小さいから、よくイタズラをするんだ。こないだは、こたつの脚をかじったり、ぼくの下駄をかじったり・・。あっ!わさびちゃん、ぼくの扇子かじらないでよ!
こんにちは、フランス語通訳案内士の杉原 正志(すぎはら ただし)です。
2009年よりフランス語通訳・ガイドとして以下のような業務をしてきました。
通訳ガイド可:京都全域、東京、大阪、奈良、滋賀、神戸、高野山、城崎、伊勢・鳥羽、広島・宮島、岡山・倉敷、鎌倉、箱根、日光、金沢、高山、白川郷・五箇山、上高地、中山道(奈良井~妻籠~馬籠)、名古屋、常滑、渋温泉、富士登山、松江、出雲、長崎、鹿児島、宇和島 等
FIT、団体、インセンティブ、クルーズ乗船すべて可
得意分野:寺社(神道・仏教のわかりやすいご案内)、歴史、伝統・工芸(主に京都のもの)、サイクリングツアーガイド、舞妓さん・芸͡妓さん(お座敷での通訳)、建築(数寄屋・現代)、工場見学、自然・アウトドア・トレッキング・登山(富士山・上高地)、食(おばんざい料理教室)、茶道、日本茶
海外からのお客様によい思い出をお持ち帰り頂けるように、フレンドリーにご案内をしています。ガイドをお探しの方はご連絡頂けましたら幸いです。
■略歴
著書:2021年フランスにて著書「Visitez le Japon au fil de son histoire」出版
取材通訳:France 2 Tele Matin/ARTE/Routard/A/R/Art des Jardins/京都市長撮影 等
スポーツ通訳:フランス水泳代表チーム強化合宿/2019年ラグビーワールドカップ開会式・初戦ツアー/同大会準決勝・決勝ツアー(元フランス代表Philippe Sella氏ツアー) 等
逐次通訳:2021年「KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭」ポートフォリオレビュー:セバスチャン・ルイーズ氏(Sébastien Ruiz/Fonds de donation agnes b. 事務局長)/同トークイベント:ダミアン・ジャレ氏(Damien Jalet/ベルギー系フランス人振付家) 等
翻訳実績:「奈良大和 四寺巡礼」サイト(フランス語)/奈良県桜井市(くらし、行政/フランス語)/滋賀県高島市観光アプリ(英語)/京都有次(商品説明書、フランス語)/WAK JAPANパンフレット(フランス語) 等
講師実績:インタースクール大阪校(フランス語)、帝国ホテル大阪(フランス語)、龍谷大学国際学部、旅行会社、等
(以上、敬称略)
スポーツの国際大会、会議、MICE、海外遠征など、フランス語通訳をお探しの方は、ぜひご連絡ください。
通訳ガイド、翻訳、会議通訳(対面/オンライン)ともに明瞭な料金を設定しております。まずはお気軽にお問い合わせください。
翻訳は文字数計算(日⇒仏)、単語数計算(仏⇒日)で料金を見積もりいたします。当方はネイティブチェック込みです。料金体系をお知らせしますのでまずはお気軽にお問い合わせください。
■お問い合わせ:contact@kotoguidejapon.com
■学生のとき、留学生の友達と一緒にでかけたりして、日本のことについて質問された経験はありませんか? また、お仕事で外国人の方と接したり、一緒に働いておられる方は、海外から来られる方々の日本を見る視線が本当に新鮮だと感じておられるでしょうし、長い間、日本に住んでいると気にかけないようなことを聞かれることもあると思います。
フランス語通訳ガイドをしている私の場合、日本に来たお客様がまず驚かれることは、街の中や、駅の建物がとても清潔だということです。もちろん場所によるとは思いますが、ゴミ一つ落ちていない通りや、ピカピカに磨かれた床は、フランスから来たお客様には感激のようです。
■ところがあるときは、コンビニが近くにある場合を除いて、日本の街中ではなかなかゴミ箱が見つからず、苦労されることもあります。「日本人はどこにゴミを捨ててるの?」なんて聞かれることもありますが、私は、「ゴミ箱が見つかるまで、みんなゴミを捨てたりはしないんですよ」とお答えしています。
また、お客様は、日本人がとても親切だということに喜ばれます。
「知らない人に道を聞いたら、丁寧に教えてくれて、その上、わざわざ近くまで案内してくれたよ」
という嬉しい声もしばしば。買い物にお店に入るときも、元気で丁寧な挨拶をしてくれる店員さんに会うと、お客様は喜んでくれます。また、フランスでは買い物をする側が「Merci」と言うのが普通ですが、日本ではお店の人が「ありがとうございます」と言ってくれます。店を出るときも、フランスなら「Au revoir (さようなら)」なのに、日本では「ありがとうございました」なので、「何度もお礼を言われたのがなんだか不思議だったよ」とおっしゃられるお客様も多いです。
英語やフランス語が話せなくたって、おみやげ屋さんのおじちゃん、おばちゃんが、身振り手振りで明るく対応してくれると、「旅先でいい人に出会えた」と、お客様にはよい思い出を持ち帰ってもらえます。私はフランス語通訳ガイドをしておりますので、私の普段のお客様はフランス人やフランス語圏のお客様に限られていますが、他のどの国からのお客様も、日本人は優しい、ホスピタリティー(おもてなしの心)がある、と思っていただいているようです。
それに、何と言っても、日本の治安の良さにはいつも感心されます。あるお客様は、「日本では、電車を降りるときやレストランを出るときに忘れ物をしかけても、誰かが声をかけてくれる」と感激しておられました。
■最近はよく、マンガやアニメがきっかけで日本を好きになって、旅行に来られたというフランス人旅行者の方々がおられます。私がまだ学生で、フランス北部のリールに語学研修で滞在していた頃は、本屋さんのマンガコーナーは店の片隅にしかありませんでした。「Manga」という言葉もまだ、フランス語風に「モンギャ」と発音している人がいました。しかし現在では、日本のマンガはフランスで一大ムーブメントになり、いまやJAPAN EXPOで見られるように、その人気は絶大なものになっています。
しかし、フランスでの日本ブームはマンガやアニメだけではありません。日本よりも競技人口の多い柔道や、剣道を初めとする武道。熱心な愛好者が多い盆栽。漢字への興味から生まれた書道人気。いつも根強い支持のある着物や浴衣。また、sushiやyakitoriから火のついた日本食ブーム世代のお客様は、日本に来て、昆布や出汁の旨みを活かした本当の日本の食文化を味わうと感動されます。お弁当箱が少しずつ流行し始めているため、かわいい弁当箱やお箸を求めてやってくるお客様もおられます。フランス人や、フランス語圏からのお客様の日本に対する関心は、いまや、日本人の想像以上に多岐に富んでいるのです。
お客様は、日本に対する憧れや、夢や、行ってみたい場所を思い描いて旅行に来られます。都会の街並みの中にひっそりと佇む小さなお寺、打ち水された京都の石畳の露地、それに、ちょっと迷い込んだお店や、細い道での小さな発見。そのような経験を通して、お客様の目はどんどん輝いていきます。たまには、お客様だけでは入りにくいお店や、ガイドがいなかったら見つけられないような隠れスポットをご案内したり・・・。お客様のご希望を叶える部分と、お客様が予期していなかったような新たな発見の部分の両方を提供したい、それが、私がフランス語通訳ガイドとして目指しているところです。
■お客様に教えていただくことだってたくさんあります。一緒に京都のお寺を拝観していると、興味深いお客様の声を聞くことがあります。
「タダシ、日本のお寺はとても綺麗ね。フランスでは建築物をまず建てて、そこから人間がいろいろと作業していくけど、日本のお寺の場合にはまず自然があって、それに合うように建物が建てられる。お庭も、フランスではシンメトリーに刈り込むけれど、日本のお寺の庭園は、自然の中にある形を人間の手で引き出しているのね。」
このお声を聞いたときは、思わず「そこまで見てくれてありがとう!」と感激してしまいました。
■通訳ガイドの仕事は、親が子どもに絵本を読んで聞かせるようなものだと思います。小さな子どもは、字を覚えることはできても、初めのうちは本を読んで理解することができません。文章を読んで、それを頭の中でイメージを描いて理解することがまだできないからです。しかし、親が子どもに読み聞かせをしてあげると、子どもは親の口から語られる物語から想像力をはたらかせて、絵本の世界を、文章に書かれていない部分までイメージして、立体的に理解することができるそうです。
通訳ガイドと旅行者の関係も同じです。ガイドブックにはたくさんの説明が書かれていますが、文化の違う国のお寺や神社、習慣や考え方、食文化などを、ガイドブックの説明だけで真に理解するのは難しいことと思います。通訳ガイドの役割は、わかりやすい説明でお客様の想像力をはたらかせて、具体的なイメージを描かせることにあります。その理解さえ手助けできれば、お客様は少しずつ、自分で発見をしていけるようになり、旅がおもしろくなります。そうやってたくさんの新たな発見を通して、日本の魅力を伝えていくことが、フランス語通訳ガイドの自分の使命だと思って、日々お客様と出会えることに感謝しております。
フランスからの大事なお客様やお友達がおられましたら、ぜひフランス語通訳ガイドをご要望ください。素敵な旅の思い出づくりのために、精一杯の元気と笑顔でガイディングを致します。
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